■著者
吉岡栄一
■内容紹介
「人間らしく/やりたいナ」のコピーで有名になり、「裸の王様」で芥川賞を受賞。ジョージ・オーウェルの作品に多大な影響を受け、自らも翻訳していた…。作品を通し、開高健の知られざる苦闘の足跡を辿る。
■目次
第1章 求心力から遠心力の寓意世界へ―「パニック」;第2章 遠心力を用いた現代寓話―「巨人と玩具」「裸の王様」;第3章 アレゴリカルな自伝的小説の試み―「なまけもの」「二重壁」「フンコロガシ」;第4章 遠心力の文学への回帰と提喩の世界―『日本三文オペラ』『ロビンソンの末裔』「流亡記」「屋根裏の独白」;第5章 ノンフィクション・ノベルからルポルタージュへ―『片隅の迷路』『日本人の遊び場』『ずばり東京』『ベトナム戦記』;第6章 ルポルタージュからふたたび小説へ―『見た 揺れた 笑われた』『青い月曜日』「玉、砕ける」「ロマネ・コンティ・一九三五年」;第7章 ベトナム戦争を題材とする小説―「兵士の報酬」「フロリダに帰る」「岸辺の祭り」『渚から来るもの』;第8章 ベトナム戦争のトラウマと「闇三部作」―『輝ける闇』『夏の闇』『花終る闇』;第9章 過去への遡行と晩年の作品―『破れた繭 耳の物語』『夜と陽炎 耳の物語』『珠玉』