◇内容紹介1928年に大成功を収めたアメリカ演奏旅行の後、2度目の演奏旅行を計画した作曲家が自作自演するために着想した「ト長調」と、第一次世界大戦で右腕を失ったウィーンのピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインの委嘱で書き下ろされた「左手」は、1929年から翌30年に掛けてほぼ同時に作曲が進められた希有な作品群。二つの作品は一見(一聴)まったく異なる指向のもとに書かれたように見える(聴こえる)。小編成オーケストラによるモーツァルト時代の協奏曲、急緩急で駆け抜ける、軽やかな見世物小屋の雰囲気