

ボルドーメドック格付け第一級、シャトー・ムートン・ロスチャイルドを所有するバロン・フィリップ・ロスチャイルド男爵と、カリフォルニアワインメーカーの重鎮、ロバート・モンダヴィが手を組み1979年ジョイント・ベンチャーとして起こした豪華プロジェクトが、オーパス・ワンです。オーパス・ワンとは、クラシックの作品番号の意味。英語仏語でともにわかりやすい名前を、と考案され、一本のワインは交響曲、一杯のグラスワインはメロディのようなものだという思いが込められています。人の顔のシルエットがデザインされたラベルが美しく印象的です。カリフォルニアがワインが評価されていない時代から、世界中の注目をあつめ、ナパワイン全体をリードしていきました。

メイキングの全てをかなえるオークヴィルに位置するワイナリーはまず個性的な外観に目を奪われます。宇宙船のようと言われる建築の内部はワインメイキングの最新技術を完備した堂々たる施設。収穫されてきた葡萄が重力だけで地下のタンクまで落ちていく、自然の力だけで葡萄と果汁を扱う構造が基本となっています。新樽が並ぶ熟成用セラーも圧巻です。所有する畑は約68万平方メートルという広大な面積。しかし毎年畑に使用するのは約70パーセント程の面積です。残りの畑は畑を休ませたり植え替えなど、常に手が加えられています。手摘みで収穫された葡萄は最大容量16キロの小さな箱に入れられてワイナリーへ搬入されます。葡萄は選別台で過未熟の房や枝葉が除去されたあと、小型の除梗破砕機により葡萄の粒のみが取り出されます。選別と除梗の作業は、発酵タンクのすぐ真上に位置するワイナリー中二階で行われます。ここでは下に落ちる自然の重力だけで葡萄をタンクの中に移します。色と風味の抽出を最大限に得るために、アルコール発酵と長期醸しは温度調節つきステンレス製タンクで行われます。





