早稲田大学合唱団委嘱作品。「ことば」を通じて世界を、生きることをみつめる詩人の言葉とともに、すべての事象に耳を傾け、その声を聴きたいという作曲家の願いが重なった。曲は第1曲から第4曲に進むにつれて、旋法から調性へ徐々に移行する構成が取られている。抽象から具象へ、モノクロームから色彩へと展開することで、真っ白なキャンパスに次第に線や色が描かれていき、やがて「世界」という一枚の絵が完成する、そんなプロセスを音楽で構築している。「聴くこと」「立ちどまる」「ことば」「世界は一冊の本」の4曲。終曲は教科書に取り上げ