■著者
河添房江
皆川雅樹
■内容紹介
唐物とよばれる舶載品は、奈良から平安、そして中世や近世まで、どのように受容され、日本文化史に息づいているのだろうか。唐物交易の時代的変遷とその実態からみた異国との交流史、唐物を結節点とする漢と和の関係性への分析、人物とその権力の表象としての唐物の関係性について美術品や歴史資料のみならず、文学資料も用いて明らかにする。
■目次
「唐物」研究と「東アジア」的視点―日本古代・中世史研究を中心として;日本美術としての「唐物」;奈良時代と「唐物」;上代の舶載品をめぐる文化史;『万葉集』と古代の遊戯―双六・打毬・かりうち;平安時代と唐物;算賀・法会の中の茶文化と『源氏物語』―書かれざる唐物;唐物としての黄山谷;中世唐物再考―記録された唐物;戦国織豊期の唐物―唐物から名物へ;江戸時代の唐物と日蘭貿易;琉球使節の唐旅と文化交流