■内容紹介
その時 推古15(607)年7月3日/倭国が2回目の遣隋使を派遣 今から1400年あまり前、西暦6世紀の末。日本の古代国家倭国は争乱と殺りくのただ中にあった。政治や宗教をめぐる血みどろの戦い、有力豪族による前代未聞の天皇暗殺事件…混乱する倭国に、史上空前の外圧がおそいかかる。中国に巨大帝国・隋が出現したのである。隋は、朝鮮半島の国々をつぎつぎと傘下に収め、倭国も対応を迫られる。「日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す」―大帝国・隋の皇帝を激怒した国書は、日本の対等外交の宣言であった。古代日本に大胆な改革者として登場し、理想国家建設を夢見た聖徳太子の壮大な挑戦を描く。