■著者
渡辺まり子

■内容紹介
父が認知症になった―私の介護日記。「脳がおかしか。身体は動くばって、脳がついて来ん。頭を動かすと骨格は動くばって、脳は一緒には動かんで、後からゆっくりとついて来るごたぁ感じがすっと」そう言って、ゆっくりと頭を巡らした。そして、私を見た。なんと応えてあげたらいいのか、分からなかった。

■目次
なんも分からず、ごめんね(二〇〇七年、父が運転を止めた;二〇〇八年、泥棒がおる;二〇〇九年、なんも分からん;二〇一〇年、しぶしぶ紙パンツ;二〇一一年、とどまらない記憶);覚えちょらんもん(二〇一二年、「ごめんなさい」と言う;なんばしょっとか分からん);行かんばいかんと(二〇一三年、一日炬燵のなか;昼ごはん、食べちょらん);今日、退院すっと(二〇一四年、入院する;復活するぞ);元気ば出して、お父ちゃん(二〇一五年、言葉が聞きとれない;二〇一六年、三度の入院)