本書は、高齢者領域(とりわけ終末期)において、長年にわたりサイコセラピーとしての音楽療法に取り組んできた著者の、心豊かな実践と思索を示すものとして、2002年8月の初版以来、定評を得ているものを増補改訂した。今回、本文中の行政用語としての「痴呆」を「認知症」に改め、新たに第7章(共著より再録)と第8章(書き下ろし)を追加する。「音楽療法のスピリチュアルケアとしての側面を、総論的に論じた。歴史的に人々が、〈からだ―こころ―たましい〉を、音楽をどのように使って支えてきたか、について読者とともに考えたい。」(著